灸頭針療法

灸頭針療法

鍼・灸治療について

鍼治療とは、きわめて細いステンレス製の鍼を経穴(ツボ)に刺入します。刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の筒を用いて無痛で刺入します。経穴に刺入した鍼は刺激を加え直ぐに抜く方法と少しの間置いておく方法があります。痛みや筋肉のこり、血液循環の促進など様々な効果があるので、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案させていただきます。一回限りの使い捨てディスポ鍼の使用により感染症の心配も有りません。
灸治療とは、艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法です。当院では刺入した鍼の頭に丸めた艾を取り付けて点火する灸頭鍼をメインに使用しています。肌に直接艾をつけないので火傷もなく、血行促進などの効果が期待できます。

疾病別治療について

自律神経失調症はり

頭痛、肩こり、不眠、冷え性などの症状に対して、肩、腰、足、腹に施術していきます。不安症の方には特に効果が出やすいです。

更年期障害はり

女性ホルモンの分泌の減少が原因で頭痛、めまい、のぼせ、火照り、発汗、冷え、皮膚粘膜の乾燥、便秘、下痢、頻尿などの症状に対して、全身トータルの 治療をします。特にお腹を中心に温める治療を施術すると下肢の冷えや消化管の問題によく効きます。

頭痛はり

「パソコン仕事で目の奥から痛む」「肩コリが酷くて首筋や頭が痛い」頭痛には様々な原因があります。それぞれの頭痛に合わせ、筋緊張の緩和や血行改善などを目的に頭部やこめかみの疼痛部位に直接鍼を刺入する方法や、首や肩にも施術を行い治療後すぐに効果を実感されている方も多くいらっしゃいます。

冷え性はり

顔色が悪い、めまいがする、よく眠れない、気力が出ない、寒がり、尿量増加、イライラする、怒りっぽい、憂うつというようないろいろな症状に対して、トータルな全身症状を改善する治療をします。靴下を重ねて履いている方はすぐにでも脱ぎだしたくなるほどの血行改善が期待できます。

高血圧はり

頚部、肩部に硬い張りがあり、頭皮も硬く余裕がありません。上半身の硬い部位を柔らかくする治療をします。数回ほど施術を行うと効 果が数値に現れます。

生理不順はり

下腹部、下肢に冷感があり、ストレスへの抵抗力が低下している方がなりやすいです。下半身をお灸と鍼で温める治療をします。定期的に施術を行い、痛みを取り、周期を整え、不正出血を防ぐことで本来の健康な状態に戻していきます。

トリガーはり療法

トリガーポイントとは簡単に説明すると使いすぎなどによって筋肉や腱に出来る硬いコリです。トリガーポイントによって出現する痛みは「関連痛」といい、実際に傷ついている場所から離れて出現します。トリガーポイントに鍼を刺入すると痛みが強く出るときがあります。その時は、浅い位置に針先を戻し、そしてまた深く刺入していく雀琢術(ピストンのような動きをスローで行う)を適度に繰り返すことで、劇的に痛みやコリがなくなる方もいらっしゃいます。特にギックリ腰や腰痛に効果が出ています。

逆子はり治療

逆子が分かったらお早めにご相談下さい。ドクターによっては「自然に治る」や「逆子体操」の指導をしますが、早めに治療を開始すると治療の成功率が上がります。妊娠28週ごろからお灸と鍼で刺激の少ない施術を行い、冷えやストレスを緩和し、母体の調子を整える治療をします。施術中にお腹の赤ちゃんが動くこともあるので効果を実感できると思います。

置き鍼

長さ3㍉から1㌢ほどの短い鍼を刺入し、半日~3日程度、持続的に患部への刺激を与えることができます。針先は皮下組織までで留まるので深く入ってしまったりはしません。持続的な刺激により血行改善を促し、細胞の再生を活性化させることで、慢性のコリからスポーツ障害まで幅広く施術でき、最近ではフィギュアスケートの羽生選手が使用していることが話題になりました。

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