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2019茨城国体ラグビーチーム帯同

まず、茨城国体に参加するきっかけとなったのが2015年に公益社団法人茨城県柔道整復師会からの案内でした。茨城県アスレティックトレーナー協議会(IBAT)からトレーナー事業でトレーナーの募集がありました。200名以上の応募者(柔道整復師・理学療法士・鍼灸師)から50名に選考され講習会、実技研修会を重ね、試験に合格した者はベーシックトレーナーとして認定されます。ベーシックトレーナーはアドバンストレーナー講習会を受け、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーが担当しているスポーツ大会、運動器検診研修や指定講習会でポイントを重ね、10ポイント以上でアドバンストレーナーに認定されます。私は講習を重ねるうちにアスレティックトレーナーになりたいと思うようになっていきました。そして私はアドバンストレーナーの中から1名代表として選ばれました。私は当時50歳だったので、若い年代が代表になるだろうと思っていたので感動の大きさは莫大なものでした。代表者は茨城県体育協会代表として日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー養成講習会に参加することができます。養成講習会の第1ステップの公認スポーツ指導者共通科目の講習が終了すると試験があり、合格すると専門科目に進め、すべての講習・実技が終了すると理論試験があり、合格者のみ4か月後に実技試験があります。合格すると7か月後に待望の日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーに認定されます。

私は3月に実技試験を終えました。そして合格発表前の4月に茨城県アスレティックトレーナー協議会から茨城国体でのトレーナー募集がありました。試験に落ちていたら国体のトレーナー活動で再試験の勉強に集中できなくなるという迷いもありましたが、茨城国体は45年ぶりの地元開催なので胸躍る気持ちがあり、参加の気持ちが勝りました。中でもラグビー帯同はアドバンストレーナー以上の資格要件があり相当なやりがいや学びがあるだろうと応募してみました。後日選考の通知があり、さらに3日後アスレティックトレーナー合格通知も届き、まさにこれ以上ない喜びの中帯同に臨むことになりました。

ラグビー帯同は国体の1ヶ月以上前の8月21日国体会場のツインフィールド水戸からスタートし、茗渓学園、流通経済大学、水戸農業高校で合同練習会が行われ、私は代表メンバーの主にテーピングのケアをしました。ラグビーだからか、巻く人数は10人以上の時もあり、部位は肩鎖関節、肘の内側側副靭帯、手関節、大腿部、膝の内側側副靭帯、下腿部、足関節と多岐にわたります。

天候は大雨でも関係なく練習は行われます。大雨の日は橈骨の骨端線損傷のケガ人も出ました。そして試合当日、愛知県代表と戦い、接戦の中1人の選手が目の上を大きく切ってしまい中の肉が見える状態でしたが、ドクターが止血しスキンクロージャーという専門のテープで傷口をふさぎ、さらにテーピングで頭全体を覆い試合に戻し、また出血したらまた同じ事をして戻す。これぞラグビー現場という場面を間近で体験し、非常にいい勉強になりました。結果は1回戦敗退ですが、ここまでの過程とまた同じとはならないであろうメンバーやサポートスタッフとの出会いは一生の宝になると思います。

私もこの帯同で体験し学んだことは、私の宝になり今後のトレーナー活動や接骨院業務に役立つので、非常に素晴らしい体験となりました。この道筋を与えてくれた公益社団法人茨城県柔道整復師会と茨城県アスレティックトレーナー協議会に感謝すると共に、地域スポーツの発展にこれからも貢献していきたいと思います。

助川接骨院 水戸院 助川悟志
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